金田一さん、今頃どこにいるのかな〜

昭和４８年に「病院坂の首縊りの家」を解決し、渡米した金田一さんは昭和５０年にはこっそり帰国していました。（横溝正史読本）
さてその後、彼はいったい何処で何をしているのかな？

	実は鬼首村に居ました。 放庵さんの草庵で山椒魚と暮らしてます。 あの時一目惚れした耕さんは、仙人峠を越えて再び会いに来ました。 二人は毎晩酒を酌み交わしていまっす。（悪魔の手毬唄ネタ）
	実は某老人ホームに居ました。 時々過去の栄光を話したくて「探偵の心得」教室を開くのですが、ボランティアなので煙草銭にもなりませんし、誰も聞いていません。
	実は銀星薬局に住み込みで働いていました。 今では青木稔君が社長になり、山本達吉専務の止めるのも聞かずに、あいびき横町を覗いています。 自分で握りしめた汗ばんだカーテンの皺を、後から見つけては、「この皺は何でしょうね」と頭を悩ませています。（扉の影の女・殺人鬼ネタ）
	金田一さんは、獄門島でブイブイしていました。 与三松の旦那は、儀兵衛さんに見せびらかしたいだけの理由で、オート三輪を購入していました。埃かぶった三輪も、金田一さんが獄門島に帰ってからは、毎日ブイブイいわしています。 何度説明しても、「輪っかのあるものはみんな同じ」と思いこんでいる竹蔵さんも負けていません。 （木魚庵さん・オートレースネタ）

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